テイルズオブエクシリア、クリアした感想とレビュー的な
テイルズオブエクシリア、ジュード編をクリアした。
結論から言おう。最高だった。めっちゃ楽しめた。やっぱネットの評判は信用しちゃダメだと思った。
本作の特徴は2つ。1つは非常にテンポの良いストーリー進行。スキットが合間なく挟まり、戦闘にスピード感があり、序盤にレベル上げに非常に適したポイントもありとにかくサクサクと進めることが出来た。本当にストレスがないし楽しい。2周目、3周目も時間があればやりたい。
もう1つは頼りない主人公ジュード。主人公は正確には2人だが。
ここまで頼りない主人公を描いた作品は珍しいと思う。特に序盤のジュードは女性にも男性にも嫌われるだろうと思う。
本当に最後まで中々成長しない。ここは結構現実的だなと思った。正直、前に途中レビューを書いているがあまりにクソガキすぎてイラッときたし周りの大人がジュードのクソガキ加減に優しすぎて微妙な感じもあった。
ただ、終わってみるとこの優しさがテイルズの世界だったなと思うようになった。テイルズは大人やお兄さんのような立場の人が優しく魅力的な作品なのだ。
そして、これはこの作品特有の特徴ではないのだが、個人的な感想としてはとにかくキャラが魅力的だったなと感じた。
敵キャラも一人一人とても魅力的だった。序盤ででてきたキチガイ女の救いようのない闇、ミラの底なしの強さと優しさ、ガイアスの正論加減と意志の強さ、ミュゼの持て余した力と使命に迷い、誰かに支配されたいというややメンヘラなドM感、アルヴィンの青年特有の表面上だけは大人を装えるようになって自分の弱さにも向き合えるようになったことで逆に悩む感じ、恋する乙女レイアちゃん、老熟しきれないまま老いてしまった悩み多きおじいちゃんローエン、そしてクソガキジュード。一人一人語りきれない。とても魅力的なメンバーで、正直ヴェスペリアよりもキャラだけなら圧倒的に好きだった。
あと、主人公側に別に正義がない。ガイアスの方がどちらかと言うと正しい。主人公達が言っていることは割と行き当たりばったりで結果論としてはまあ上手くいったけど、彼らの意見にに根拠はあんまりない。あるのは意志だけだ。
ヴェスペリアは全体的な完成度の高さが人気の秘訣だが、エクシリアはやや尖っている印象を受けた。
他にもメニュー画面や街並みのかっこよさなど、細部まで好きな作品だったと思う。
正直最後までジュードは好きになれなかったが、この作品は強さを追求するジュードを主軸とすることで逆に「弱さ」がよく描かれていたと思う。エクシリア2に期待。ちなみに一番好きなキャラはアルヴィン、次にキチガイ女でした。
エクシリア2では成長したみんなが出てきてくれるらしい。それも含めて今から楽しみだ。とりあえず早急にタイダルウェーブを習得すれば良いんだよね?(過去作感)
総評星5つ
(追記予定途中投稿)