オープンワールドゲームについて

最近、スカイリムとGTA5をやってみた。互いに所謂オープンワールド系の二大巨頭と言われるほどのビッグタイトルだ。


だが、これが面白いくらい正反対なゲームだと感じた。


まだ少ししかやっていないが、私はGTAにはハマれそうにないなと感じた。オープンワールドを銘打っているからには1番大切なのは世界の作り込みだと思っている。キャラ一人一人に物語があり、それを感じることができ、建物には当然入れる。このくらいは最低限だと思っていた。


それがどうだよこのGTA5は。誰がそんなに広いフィールドを楽しむのかね。いや、作り込んでて広いなら大いに嬉しいが、ほとんどの建物には入れない。ハリボテだ。NPCも同じような反応で会話すら出来ない。自由度?最初のミッションで道から少し外れただけでリトライになったけど?これが自由なのか?


私の中での「オープンワールド」としての総評は星一つだ。ほんまもんのクソゲーだ。
ただ、ミニゲームや車の操作や犯罪の楽しさやグラフィックはまあまだとは思う。それでも悪いが星3つくらいだろう。たまにやるゲームとしては良いかもしれないが。ただ、ダウンロード画面でのパッチの入り方があまりに長く膨大だったため、やり込めばやり込むほどハマるゲームの可能性はある。つかみは本当に悪かったが、これから続けていけば評価も変わるかもしれない。だが、個人的意見ではあるものの、その楽しみ方は正直オープンワールドとしての評価軸からは外れていると思う。


一方でスカイリムは想像を遥かに超えてきてくれた。これは本当にすごいな。
本当に古典的なコッテコテな西洋ファンタジーの世界だが、これはハマれば500時間くらい遊べるのではと思ってしまった。NPC一人一人に話しかけることが出来るんだ。選択肢も出るんだ。これは本当に驚いた。魔法も綺麗で、戦闘も悪くない。ここは及第点だ。そして自由度と途轍もなく高い。完成された世界観に、気になるストーリーに、多くの種族に、コレクトのような従来のゲーム的な楽しみに、とにかくやれることが多い。
レビューではお使いゲーと批判してる人もいたのだが、私は全くそうは思わなかったな。ここは向き不向きなんだと思う。


正直、ここまで評価が分かれるとは思わなかった。個人的意見にはなるが、私はGTA5はオープンワールドとしては0点だと思う。PS6あたりでしっかりと中身を入れて欲しい。世界が無駄に広いだけのゲームなんていらない。そんなのGoogleマップを見た方が楽しめてしまう。


一方でスカイリムは凄い。
ただ、良くも悪くも本格的なゲームなんだよねこれ。大衆受けするかは微妙で、そこを行くとGTAにもしかしたら軍杯が上がるかもしれない。


閑話
次はAKIBA’S TRIP2龍が如く5が届く。和製オープンワールドだ。両方とも毛色が違うが結構本気で楽しみだ。
 

テイルズ初代勢がTOVを発売から10年経ってやってみた

諸事情で私は10代後半からしばらくのあいだ、ゲームがあまりできなかった。
元々子供時代はかなりのゲーマーで、幼稚園児の頃にやったテイルズオブファンタジアは今でも最高のゲームだと思っているくらいだ。
ただ、色々とあってそんな思い出のテイルズシリーズも暫くやれていなかった。これ真面目にやろうとすると物凄い時間かかるシリーズだからね。シンフォニアとアビスとグレイセスはやったんだけどね。時間がなかったのも相まってそこまで記憶に残っていない。


記憶を取り戻すような気分でテイルズシリーズを検索したのが3年前。その時にシリーズ最高傑作とも呼ばれているヴェスペリアを買った。ただ、やはり余裕がなくプレイができなかった。


そして今少し環境が代わり、大人になってからこの埃を被っていたテイルズオブヴェスペリアを起動してみた。PSアカウントのパスワードがもはや分からなくなっていたのでセーブデータ(レベル15くらいまではやっていたっぽい)も使えずに完全に最初からだ。


私の中のテイルズといえば、やはりテイルズオブファンタジアなのである。これは比較的明確に記憶に残っている。正義と精霊と世界を救う話みたいな感じだと思っていただければ良い。今ネットのレビューを見返すと、どうやらこのファンタジアは相当戦闘が難しいという評価らしい。いや、そんなことは無いだろうと思うのだが。システムも簡単で、ある程度のゲーマーなら当然できる範囲だろうと思う。


閑話休題ヴェスペリアの話だ。主人公はユーリという下町の少年だ。正義感が強いが、真面目ではない。親友のフレンの方が主人公に適した性格をしているくらいだ。


ヒロインのエステルは生真面目で明るく、悩みがちなところもあるが優しくやる時はやる典型的なテイルズヒロインだと感じた。


現在終盤までストーリーを進めているのでそこまでの感想となる。
いや、終わってからレビューしろという声もあるだろう。違うんだ。私は終わったと思ったんだ。


アレクセイを倒して終わったかなと思ったんだ。


要するに、こういうことだ。

 


「ボリュームめっちゃあるじゃん!!!!!」


これは驚いた。どうせ簡潔に終わるんだろ?と思っていたわけだが。ユーリのようなダークサイドに見えて実は人受けがよく、お人好しで強気なキャラは正直どうやっても人気が出る。こういう主人公を軸に据えている時点で、はっきりいって人気狙いの作品ではあるだろうと思っていたのだ。


しかし、どうやら違うようだ。このボリュームは間違いなく「本気」である。本気でテイルズを作ってきているなと言うのを感じた。なぜこんなことを言うかというとテイルズのソシャゲとかちょいちょい出た細かい作品は軽くやっていたからだ。それで軽く失望した記憶がかすかに残っていたのだ。まあそんなことは良い。

 


まずは戦闘システム。これははっきりいって星二つくらい。あまり楽しくはなかった。リタの魔法はかっこよかったしつまらないとは言わないが、グレイセスのような連携の楽しみ、シンフォニアのようなシンプルな楽しみはなかった。正直ファンタジアのが戦闘は楽しいねこれは。


キャラに関してもそこまで魅力的とは思えなかった。人形劇のように感じてしまったなあ。1番共感出来たキャラはレイヴン。全体的に、背景が魅力的なキャラが多いのに踏み込みが足りない。もう少し心の闇の部分に踏み込んでほしかったが、テイルズの世界観を考えると仕方がない気もするし難しい所だ。ここらへんの想いが製作陣にもあってここからエクシリア2やベルセリアといった大人よりの作品が続くのだろうか。邪推だな。
正直ユーリはあまりに人として強すぎてハテナマークだし、エステルはかわいそすぎるしフレンの描写は足りないしレイヴンはいいおっさんキャラなのに踏み込み足りないしパティもいいキャラしてんのにetcと不満は止まらない。が、楽しめた。人形劇みたいだとは言ったが人形劇の何が悪いという思いもあるわけだ。これはこれで楽しいのだ。何周もしてみてからここはまた愛着が湧くかもしれんな。
いや、こう書くと辛口に見えるかもしれないが、私は本当に好きじゃないなら「クソ」の一言で済ませてしまう。良い部分があるから悪い部分が見えるだけだ。


次、音楽。ほぼ文句なし。ダンジョンの音楽は微妙過ぎたけどね。それ以外は全く文句なし。やっぱりテイルズの音楽はいいわあ、、、。


次、ストーリー。少し述べたけどボリュームありすぎ。いい意味で。全く文句なし。好きだ。これ以上を求めるのは無理だと思うくらいに。日本人に評価が高いのは第一にこのストーリー重視する国民性にハマったからだと思う。確かにユーリやエステル、パティやレイヴン、記憶に残りやすいキャラだしストーリも素晴らしいとなれば、「思い出に残る」作品になることは間違いないだろう。私も将来オタクとこの作品について語りたいななんて思ってしまった。


総評星5つ。
文句はあるけどそれでも星5だね。この作品はよくまとまってるね。俺みたいな昔のゲーマーからの文句であって、今の高校生や女性受けを考えるとこの作品は間違いなく素晴らしいバランスを保っていると客観視している。それにかなり楽しめた。まだ終盤までしかやってないけど。テイルズは周回が基本だからなあ。新しい試みに挑戦してるが、昔のテイルズを尊重もしている。そんな両立を感じた。
だから、少し怖いけどエクシリアとエクシリア2も買ってみた。ゼスティリアはあまりに評判が悪いので一旦スルーした。とはいえネットの評価を鵜呑みにするのは好きじゃないのでいつかやるかもしれない。


閑話
思ってた通り女性人気が結構高いみたいだ。やっぱレイヴンとユーリだ。
女が強いコンテンツは続く。いい事だ。